お片付けは成長の体験

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成長するために必要な経験は、子どもが自発的にできるように工夫していきたい。

子どもが物を片付けない、部屋が散らかりっぱなし。
親はストレスが溜まる。
物を片付けられるようになって欲しいと願っている親は多いだろう。
子どもがおもちゃを次から次へと乗り換えていく姿は珍しくない。遊び終わったおもちゃは、手放した瞬間に子どもの意識からは消えてなくなってしまう。

子どもにとって遊んでいる時間は、何よりも楽しい時間。
おもちゃを片付けることは楽しい遊びを中断することを意味するので難しい。
個人差はあるが、片付けの必要性を感じるようになれば自発的にできるようになる。

片付けの際、持ち上げたり蓋を開けたりすることは、子どもには難しい動作でもある。
そこで一工夫してみる。
たとえば、宝物ボックスを作る。箱に蓋をつけない。定位置で、わかりやすく見せて決めておく。

片付けが終わったら、「スッキリしたね!」と声をかけることで感情のバリエーションが増える。
親が一緒になって楽しく片付けている姿を見せたり、ゲーム性を取り入れて片付け競争をしたりするのもあり。

また、片付けはそれぞれの物が自分にとって大切かどうかを判断し、いるいらないを選択していく作業でもある。今後、たくさんの情報の中から自分にとって本当に必要なものを選択していくための「意思決定力」や「判断力」を育むことにもつながる。

子どもを成長させてくれる大事な体験。
親も愉しみながらストレスを溜めないようにしていきたい。